新天地
以下の文章は、ここを読んでからだとなお楽しめますw
「くっ、予想以上に電磁障害が厳しいな。」
崩壊しつつある銀河を、一隻の宇宙船が駆ける。シーカードロイドからの通信は、銀河の果てのさらに向こうに、ターゲットが存在することを示している。
「FANGめ、勝手にどこまで行きやがったんだ、あいつは」
悪態をつきながら、彼は宇宙船を操作する。銀河の崩壊が始まってから、移住を開始するもの、銀河と運命を共にするものなど、反応は様々だった。
そもそもの銀河の崩壊も、理由は良くわかっていない。反乱同盟は帝国の新兵器の暴走と言い、帝国は反乱同盟とジェダイによるものと発表している。
だが、今やそんなことは関係もない。宇宙船−彼が帝国の兵として任務をこなした時に、ヴェイダー郷より拝領したE-TA2インターセプター(通称ジェダイスターファイター)−に大きな振動が走る。
「うわ!こりゃ、あと一回、ハイパードライブが出来るかどうかだな・・・。」
彼が幾多もの犯罪者を追うときに使用したシーカードロイドからは、銀河の外の座標値が送られてきている。
「ったく、あいつを見つけても、帰ってくるのは難しいな。」
そんなことをつぶやきながら、ハイパードライブを開始した・・・
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混濁した意識の中、夢を見る。
恐怖の君主を名乗る悪魔の復活した村を訪れる剣士*1。
復活した恐怖の君主と、その兄弟達をうち破る蛮族の戦士*2。
2つの月が輝く大地での生活*3。
惑星ラグオルでの戦い*4。
2つの平行世界に分かたれた2つ月の世界への帰還*5。
神々の黄昏を垣間見*6、ついには銀河に至る。
姿形、どれも自分とはことなるのに、たしかにどれも自分だった。
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目が覚めると、ハイパードライブ空間から抜けていた。
予想通り、ハイパードライブシステムは故障。
今の船の状態では、近くの星に降りるのが精一杯。太目をやると、シーカードロイドからの通信は、ある星にターゲットがいることを示していた。
「あいつは、ここに降りたのか?」
彼は、傷ついた船をなんとか操作し、その星に不時着した。その星の名は・・・ヴァナ・ディール
ふー、妄想終了。
FF11始めたですよ。